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2本のケーナ

田後90楽器博物館#31と#32

ここに2本のケーナがあります。

1998年に最初のオカリーナを購入したのち、1年後くらいにヤマシタ楽器で購入したの、ケーナ制作工房「風工房 EL VIENT」(エル・ビエント)です。これがぼくが買った初めてのケーナです。

エル・ヴィエントは、とても吹きやすく、繊細さを感じます。この他に短い管の楽器も購入しています。

また、その約10年後の2009年6月に大木岩夫のケーナ工房のケーナを購入しています。

大木岩夫さんのケーナは、管の内径も大きく、指穴も若干大きくなっています。エル・ビエントと同じボリビア運指で、2本とも竹製で見た目はよく似ているのですが、音色や息の使い方が変わってきます。

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鈴木楽器製作所「アンデス25F」

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「息」をそのまま「音」に変える魔法

これは「はてなダイアリー」「オカリーナ日々雑感」に掲載していた2011年(平成23年)4月3日の記事を書き直したものです。

「息」がつく日本語、熟語はたくさんあります。
「寝息」「吐息」「鼻息」「息吹」「青息吐息」「息巻く」「気息」「息の根」「ため息」「息が合う」「息が詰まる」まだまだあります。

息ひとつで表情までもが見えるような気がしますね。
これほど身近で欠かせない存在でもある「息」。

その「息」を使って演奏する楽器もまたたくさんあります。
そのほとんどが「管楽器」で、「息」で吹くというよりは、「息」の助けを借りて吹く楽器です。

オカリーナは、その中でも「息」そのもので吹く、「息がそのまま音になる」楽器だと言ってもいいでしょう。

皆さんは、呼吸をする以外に「息」をどんなときに使いますか。

熱いお茶や味噌汁を冷ますときに「ふうーっ」と息を吹きかけますね。
寒いときに手を温めるときには「はあ」と息を当てて、手をこすり合わせたりします。
風船をふくらませるときは、思いっきり「ぷうー!」と力を込めて息を風船に送り込みます。

皆さんすでにいろんな「息」を使い分けているんですね。

「息」には、「瞬発力」が必要なときがあります。
誕生日のケーキのロウソクを吹き消すときには、目の前の炎に直接ほどよい「息」が届くように強すぎず弱すぎず、「ふっ」というような「息」です。

このほかにも「息」には、「スピード」や「量」、「強さ」「長さ」などの違いがあります。

オカリーナを吹くときには、それぞれのバランスが必要です。

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やらなければ「できない」は生まれない

オカリーナ教室の生徒さんの中に「どうしたらできるようになりますか。」と、よく尋ねられます。

「基本的なことは、そんなに多くはありません。大事なのはイメージすることです。呼吸ひとつでも、どれくらいの息をどこに当てるのかを考えることです。また、一緒に演奏している人の音を聞いて、どんなふうに聞こえるのかを常に想像することです。想像していますか?それだけでもずいぶん変わると思います。」

というようなことを言います。それでも熱心に具体的にどうしたらいいのか、何を学んだらいいのかを聞かれます。

熱心なのはいいことだし、その気持ちがあれば、日々いろんな発見があるのだろう。

呼吸の仕方とか、息を当てるポイント、リズムやテンポをどんな風に感じることができるのか、それぞれが必要としていると思われることをその都度お話をします。

伝えたことが少しでも役に立つのなら、ぼくもうれしく思う。

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ただ気になることは、なんだかムズカシク考えているのかなと思われる場面があるということだ。

ふだん音楽に関わっている人でなければ「慣れない楽譜を見ながら、間違えずに吹く。」だけで、すごいことだと思う。

ぼくの演奏と比べると、どうしても「違い」を感じるのだと思う。それで、なんで違うのかが、わからなくて、質問をされるのだと思う。

ぼくから見れば、「違い」がわかるだけでいいじゃないのかなと思ったりもする。実際、「違い」がわからない人もたくさんいるように思います。

誤解しないでいただきたいのは、わかるから優れているとは限らないということです。「わからなければいけない。」「できないといけない。」にとらわれる必要はまったくないと思います。

できないことをやろうとしなければ、「できない」は生まれないわけで、常に「今、できている。」から出発して、気が付いたら「できている。」が増えていることになるんだと思う。

音楽に関しては、それが当たり前って思うけど、音楽以外のことでは、ぼく自身も「できない」をやろうとして、「できない」を重ねていたな、できるできないの価値観にとらわれていたのだなと、今思うのです。

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「いただきます。」の姿勢を思いながらオカリーナを吹く、ということ

これは、「はてなダイアリー」「オカリーナ、日々雑感」に掲載していた2013年(平成25年)7月3日の記事を書き直したものです。

皆さん、ごちそうを目の前にして、手を合わせるとき、どうしていますか。
おそらく、世界中の誰もがそうだと思いますが、ごちそうをにらんだり、鼻息荒く、肩をいからせる人はいませんね。

もしも「いただきます。」と、手を合わせる習慣を忘れている、という方がおられたのなら、その時は、お祈りのときのことを想像してください。

あるいは、神社の賽銭箱の前で、金額に見合わない願い事を思うときのことを。

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ほら、素晴らしくステキな姿勢をしていると思いませんか。合掌ではなくて、両手を組む場面もあるでしょう。力まずに背筋がすっと伸びて、正面をしっかり向いていますね。人は、こういうときの姿勢は実に自然でのびやかです。

こういう姿勢で歌を歌い、楽器を演奏してほしいのです。

いつもこの姿勢のことを想像してください。そして、楽器に慣れないうちは、手や肩に力が入ってないだろうかと、ひとつひとつを点検しながら、ゆっくり長い音から吹き始めてください。

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鳥取県、岩が美しい町にて〜海も山も温泉もあるまち

スルスルこうそですっきりな体へ

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最低音ソの出るオカリーナ

田後90楽器博物館#30

久しぶりの楽器紹介、投稿です。

オカリーナという楽器は、音域が非常に狭く、楽譜の上では、五線紙の下第2線上のラの音から、第1線のファまでしか音が出ません。民謡や童謡唱歌などの多くは、この音域で収まる曲目もたくさんあるのですが、それにしても低いソや高いソが出てくる曲があると、音を上げたり下げたりして、調整することもあります。もっと広い音域の曲を演奏するときには、メロディの一部を音域に収まるように変えたり、曲の途中で別の音域を持つ楽器に持ち替えたりします。

最近よく見かけるダブル、トリプルといった複数管のオカリーナは、音域の異なる2つ、3つの楽器が一体となった楽器で、吹口が一箇所に2つ、3つ並んでいます。これなら、持ち替えなくても一つの楽器で広い音域が演奏できるわけです。

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今回紹介するのは複数管のオカリーナではなく、アケタ(プリマ楽器)のB♭管のオカリーナです。

以前、高いファは出なくてもいいけど、低いソが出る楽器が必要な場面があった。C管で低いソが出るように穴の数を増やした楽器(つまり高いファもそのまま出る)も作られているけれど、作るのが難しいためか、滅多に手に入らない。そこで、このアケタ(プリマ楽器)のB♭管のオカリーナを使ったことがあります。どういう楽器かというと、アルトCのオカリーナをそのまま1音下げた楽器ということになります。B♭用の楽譜を準備してもいいし、C管の楽譜を1音「上げて」演奏してもいいわけです。

ややこしい話はスルーしましょう(笑)。とにかく、この楽器のおかげで、曲の中に出てきた低いソの音が演奏できたわけです。

単純に吹奏楽でよく使われているトランペットやクラリネットと同じような感覚で演奏できる移調楽器と考えてもいいです。

見た目の大きさは、アルトC管と大差はありません。特徴的なのは、左端のとんがり帽子のような出っ張りです。なんでこんな不思議なおもしろいカタチなんでしょうね。

 



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ひとつめのアトリエ・ヨシツカ

田後90楽器博物館#29

このページを投稿してから日にちが経っていました。楽器博物館の29番目ということを追記しておきます。

1998年春、ぼくがオカリナを吹き初めてまだ間もないころ、たまたま東京の知人を通じてヨシツカさんの連絡先を知りました。

ヨシツカさんは、当時オカリナを作り始めたばかりだというのに、既に注文が多くて、待っている人がたくさんいるということでした。ぼくは、断られるかも知れないと、ダメ元で電話をしました。

鳥取からヨシツカさんに、何度か電話のやり取りをして、ぼくの声を聞いて「強い息をしておられますね。」という印象的なことばをいただきました。

ぼくは、当時強い息どころか、吹きすぎなくらい、音程が上がるのもわからず、がむしゃらにオカリナを吹いていた頃でした。

注文をしてから、長い期間待ちました。噂は本当でした。忘れた頃にヨシツカさんから電話をいただきました。「もうすぐできそうです。」それから、少し後に、この若草色のオカリーナが届きました。

その後にアルトC管、ソプラノF管×2、ソプラノG管×2、ソプラノC管、テナーF管、テナーG管、ソプラノA♭管、アルトD♭管。最初のこのアルトC管を含めて、11個のオカリナをヨシツカさんにつくっていただきました。この他に、テレマン楽器さんにあったバスC管を購入していますので、合計12個のヨシツカオカリナが手元にあります。

ぼく自身の出発点になったのは、この若草色のアルトC管でした。

もしも、このオカリナに出会っていなかったら、ぼくは今頃は何をやっているんだろうなぁ。

アトリエ・ヨシツカ アルトC管 オカリナ

アトリエ・ヨシツカ(リンク)

オカリーナ教室のご案内

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デジタル脳、イメージ脳

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パソコンやオカリーナのレッスンを通して、最近とくに感じることがあります。

「こうしたら、こうする。」
「A=B」
「あれをして、これをして。」

こんな風に、論理的にひとつひとつ考える働きをするのは、脳の働きで言えば「左脳」だと思うのですが、こういう思考から外れない人が増えているように感じます。

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よく「左脳派」か「右脳派」かみたいなことが書かれていることがありますが、圧倒的に「左脳派」の方のほうが多いように思います。

論理的思考というのは、ひとつひとつのことをその都度判断することが得意なので、左脳を「デジタル脳」と呼ぶことがあるようです。

日本じゅうの学校の学習では、どこでも論理的思考から答えを出すというようなことを繰り返しやるわけです。優秀なデジタル脳の人の方が学校の成績がいいわけです。

そして、そういう方は社会に出てからも、デジタル脳を働かせて、どんな仕事でもそつなくこなして、信頼されて多くの人から認められるんだろうと思います。

また、そのような人になりなさいと、親からも先生や先輩からも教えられて、成長していくのだと思います。

デジタル脳は論理的思考が優れているわけですから、人間らしいと言えるでしょう。これに記憶力が加われば「天才」「秀才」と言われ、実行力と運があれば、「実力者」として社会に貢献することもあるでしょう。

いっぽうの右脳の働きは、感覚的で、イメージをとらえる働きをします。もちろん、人はそんなふうに論理的思考、感覚的思考をスイッチのように切り替えて考えているのではなく、両方のバランスでものごとを見ているわけです。

ただ、優秀なデジタル脳を持っている人は、本来イメージ的に瞬間的にとらえられることでも、論理的思考で時間をかけて考える癖がついています。「イメージ脳」である右脳のはたらきを無意識に抑えているわけです。

パソコンでも音楽でも、同じようにデジタル脳で考えるわけです。ひとつひとつ、時間をかけて習得していきます。何冊もあるマニュアルや、分厚いテキストをものともしません。

白状すると、私もそういうことが得意でした。気がついたら、たくさんの本を処分したにもかかわらず、書棚が3つも4つも本で埋まっています。

私にも、最近になってようやく、デジタル脳にも欠点があることがわかってきました。

論理的思考というのは、ひとつのことに集中して、答えを出す思考です。いろんなことを同時にやっているように見える場合でも、一時的にいくつかを記憶にとどめておいて、他のことをやっているに過ぎません。

「記憶」というのは、変わりやすいものです。勘違いや思い込みもします。記憶が起こす間違いを防ぐはたらきをするのがストックされた「知識」です。

デジタル脳は、さまざまな場面で、豊富な知識で乗り切ろうとします。知識が足りないと思えば、学ぼうとします。その結果「何か違う」という右脳が伝えるサインを受け取れなくなります。デジタル脳はそっくりに作られたニセモノを見抜くことができません。

デジタル脳は知識がなければ、細かなディテールを見ることができません。未知のものは無意識に見ないふりができます。ディテールを作るのは、あくまで本質ではなく、知識だからです。

本来イメージ脳が同じように働けば、本質を見抜き、細かなディテールを見て、核心をついた判断ができるはずです。

今日はここまでにしておきます。ここに書いたことは、私にとっての備忘録のようなものです。これがまた新しいひらめきにつながったときに、続きを書きます。

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韓国ZINオカリーナ

田後90楽器博物館 #28

前にZINオカリーナで、指穴の代わりに、カラフルなボタンが付いていた楽器を紹介しました。

田後90楽器博物館 #19
カラフルな【ボタン付き】オカリーナ、Zinオカリナ

今回ご紹介するのは、しっかり音の出るプラスチック製のオカリーナです。色は、ライトグリーン・ピンク・ライトブルーとあって、この写真はライトグリーンのものです。

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プラスチック製オカリーナというと、おもちゃというイメージがありましたが、最近のオカリーナはプラスチック製であっても、しっかりオカリーナらしい音がして、音程も安定しています。初めて持つ楽器としても勧められるものも出てきました。

このZINオカリーナもそのひとつです。

この写真は旧タイプで、現行製品はさらに吹奏感などが改良されていて、吹口も取り替えられるものがあります。デザインも若干異なるかも知れません。

詳しくは、ショップにお問合せください。

はは。なんだかショッピングサイトみたいな書き込みになりました。これは、あくまで自前で持ってる楽器の紹介記事です。

最後にお勧めのショップをご紹介します。オカリーナ好きにはおなじみのオカリナハウスさんです。

ZINオカリナ:オカリナ専門店 オカリナハウス

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楽譜ってなんだろう

楽譜ってなんだろう。

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先日ステキなジャズ・ピアノの演奏を聞きました。

そのピアニストの名前は、中島徹(なかじまとおる)さんという方なんですが、今ネットで検索したらピアノだけでなく、トロンボーンもされるんですね。

聞いたのは、ピアノです。ボーカルとベースという編成で。

ステキでした。

そのライブについては、また書こう書こうと思いながら、どんどん月日が経ってしまいそうな予感が徐々に的中しつつあります。

ライブそのものもボーカルも、ベースもステキでした。

そのピアニスト、中島徹さんが、著作の本を持ってきたんですね。

ピアノソロ 「プロフェッショナル・ジャズ・ピアノ」 中島 徹 【CD付】


この「プロフェッショナル・ジャズピアノ」という本でした。ライブの中で、ご本人が言われたのは、「これは楽譜にCDがおまけとして付いているのではなくて、CDがメインなんです。そのCDのライナー・ノーツが、たまたま楽譜付きの本になったものなんです。」という説明をしてくださいました。

よくわかる話だなぁと思いました。

「楽譜は、そのCDのピアノ演奏を聞いた出版社の方が、耳コピをして、あとで書き起こしたもので、私がその楽譜を見て、自分で演奏しようとしたらできなかった。」とも言われました。

できないハズはないので、多少誇張して言っているのだと思いますが、これもよくわかります。楽譜って特にジャズのアドリブを書くと、やたらむずかしくなります。楽譜を見た感じも、それを見て演奏しようとすることも。

だからこそ「ジャズって難しい」と言われたりするのは、そういうところにも表れているような気がします。

聞いていてシンプルで心地いい音楽が難しいハズはないし、それが「楽譜」というフィルターを通してみると、とたんに難しく感じられるものになる。

たとえば、耳で聞いて「ドレミファソラシド」って聞こえたとしても、楽譜にするとやたらシャープやフラットがついちゃったりするわけです。

楽譜って、記号のカタマリなんです。地図みたいなもの。

実際街を歩いたら、風も吹くし、青空が見えたりするわけです。ひょっとしたら寒い寒い嵐の夜かも知れないけど。

楽譜って、そういった感覚的なものを一切省いて、誰が演奏しても同じようにできるように、リズムや音の高さを記号で表したものなんです。

だから必要なのは、まず「音」なんだろうなあと思います。そして、それをどう感じているのか。心地いいのか、楽しいのか。

いつもそこから音楽が始まるといいのになあと思います。

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こんなに小さくても、トリプル

田後90楽器博物館#27

オカリーナというと、以前はシングル管が多かったのですが、最近はダブル管、トリプル管も増えてきました。

この「シングル」とか「ダブル」「トリプル」とか言うのは、オカリーナの吹口の数のことを言います。

シングルの場合は、吹口は1つ。ダブルは2つ、トリプルは3つあります。

吹口が3つの場合、ハーモニカのように、3つの吹口を吹き分けるわけです。それぞれの吹口が別々のオカリーナ。つまり、ひとつの楽器のように見えるけれども、3本の音域の違うオカリーナが3つ並んでいるように作られたオカリーナというわけです。

基本となる低音のオカリーナは、シングルと同じくらいの音域があって、2番めの音域と3番目の音域が少しずつ上に伸びているというような感じです。

なんでそんなややこしい楽器が作られたのかというと、やはり何といっても、オカリーナという楽器は音域が狭いわけです。音域の狭さが制約になって、吹ける曲が限られてしまう。1オクターブ半くらいの音域ですから、それ以上の音域がある曲になると、音域の広い部分を少し変えて吹くか、どこかで楽器を持ち替えて演奏することになります。

それをそのままで持ち替えないで演奏ができる、というのがダブル管、トリプル管のオカリーナの最大のメリットというわけです。

問題になるのは、指穴の数が増えることと、大きく重くなるということです。

指穴の数が増えると、指使いがそれだけ複雑になります。

大きく重くなると、長時間の演奏では、疲れてしまいます。

そこへいくと、この「センジュオカリナ」は、トリプル管でありながら、指穴はそんなに多くなく、とっても軽い楽器です。
センジュオカリナ、トリプルF管

この楽器は、トリプル管で有名なイカロス(波多野杜邦氏が創始者)を作っている北爪恒彦さんという方が作ったF管のトリプル管です。

なんと、普通のF管よりも小さく、しかも音色がとても澄んでいます。

値段が安いのも魅力です。

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