インターネットで、さまざまなサービスを利用していると、それぞれにアカウントの登録が必要になります。ユーザー名は共通でも構いませんが、パスワードが同じだと漏洩の危険がつきまといます。
どうしたらパスワードをそれぞれに変えて、忘れないでいられるでしょうか。
そのためには独自にパスワードを生成する法則を決めておくといいでしょう。
たとえば、下記に示す例はあまりに簡単過ぎるので、実用上はお勧めしませんが、イメージしやすいかも知れません。
「tajiri90」というサイトにアカウントを登録する際に、そのサイトのイメージを表す3〜8文字くらいをキーワードとして、あらかじめ決めておきます。ここでは「horizon」(7文字)とします。多くのサイトでは、パスワードに大文字や記号を混在するよう求められるので、「キーワードの3文字目を大文字にする」と決めておきます。JISキーボードの「3」のシフトキーが「#」なので、パスワードをこのようにします。
tajiri90#hoRizon
どうでしょうか。これなら忘れないし、この法則を知っていないと、パスワードを類推することは難しいでしょう。あとは、法則を独自に変えていくことです。極端に複雑にする必要はありません。
taJiri90#horizon
tajiri90#horizoN
上記の例は、どこを大文字にするかを変えてみた例です。他にもいつも必ず入れるキーワードがあってもいいでしょう。
いつも必ず「Good」と入れるのであれば、
Good#tajiri90.horizon
というようなパスワードを決めることも可能です。このように独自のキーワードと法則を使ったパスワードであれば、自分では忘れないし、類推も難しいでしょう。
今後はスマートフォンや他の端末を利用した二段階認証やカメラ、指紋など、さまざまな対策が施されると思いますが、一番はパスワードを独自のものにして、自衛するということが求められている時代なのかなと思います。