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essay music オカリーナ

久々に白兎です

新型コロナ対策で丸々2ヶ月休んだ教室が、順次再開です。今日も、鳥取市末恒地区公民館でのオカリーナ教室が再開でした。

写真の風景は、曇っていますが、海はサーファーもお手上げな、ベタ凪です。このあと、ザーッと雨が降りました。

上記はお昼にご飯を食べる前に書いた文章です。アプリが保存してくれていました!午前中は、オカリーナのレッスンと、クラリネットのレッスンでした。

午後からの再開したオカリーナ教室。今、鳥取県東部は田植えの時期で、ご自宅やご実家、親戚が農家という方がお休みで、それ以外の皆さんが参加してくれました。

前回は春の曲に取りかかったところで、お休みになったので、夏をイメージした曲をやりました。

午後は、その後2つのオカリーナ教室でした。

明日も、一日、教室があります。楽しみます。たくさんの笑顔に会えるのが、支えになります。ありがたいですね。

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やらなければ「できない」は生まれない

オカリーナ教室の生徒さんの中に「どうしたらできるようになりますか。」と、よく尋ねられます。

「基本的なことは、そんなに多くはありません。大事なのはイメージすることです。呼吸ひとつでも、どれくらいの息をどこに当てるのかを考えることです。また、一緒に演奏している人の音を聞いて、どんなふうに聞こえるのかを常に想像することです。想像していますか?それだけでもずいぶん変わると思います。」

というようなことを言います。それでも熱心に具体的にどうしたらいいのか、何を学んだらいいのかを聞かれます。

熱心なのはいいことだし、その気持ちがあれば、日々いろんな発見があるのだろう。

呼吸の仕方とか、息を当てるポイント、リズムやテンポをどんな風に感じることができるのか、それぞれが必要としていると思われることをその都度お話をします。

伝えたことが少しでも役に立つのなら、ぼくもうれしく思う。

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ただ気になることは、なんだかムズカシク考えているのかなと思われる場面があるということだ。

ふだん音楽に関わっている人でなければ「慣れない楽譜を見ながら、間違えずに吹く。」だけで、すごいことだと思う。

ぼくの演奏と比べると、どうしても「違い」を感じるのだと思う。それで、なんで違うのかが、わからなくて、質問をされるのだと思う。

ぼくから見れば、「違い」がわかるだけでいいじゃないのかなと思ったりもする。実際、「違い」がわからない人もたくさんいるように思います。

誤解しないでいただきたいのは、わかるから優れているとは限らないということです。「わからなければいけない。」「できないといけない。」にとらわれる必要はまったくないと思います。

できないことをやろうとしなければ、「できない」は生まれないわけで、常に「今、できている。」から出発して、気が付いたら「できている。」が増えていることになるんだと思う。

音楽に関しては、それが当たり前って思うけど、音楽以外のことでは、ぼく自身も「できない」をやろうとして、「できない」を重ねていたな、できるできないの価値観にとらわれていたのだなと、今思うのです。

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田後90楽器博物館の目次(製作中)

#1 めんちくのケーナ工房・井上文夫さん制作のケーナ
#2 鈴木楽器製作所クロマティック・ハーモニカSCX-64
#3 トンボ楽器エアロリーソ(ブルースハープ)
#4 黒坂黒太郎コカリナ
#5 ホーナー・クロマティック・ハーモニカ「クロモニカ」10穴
#6 イカロス・トリプルオカリナ
#7 プリマ楽器・マエストロバスC(オカリーナ)
#8 ヨシツカオカリナ・D♭管(アルト)
#9 ホルトン・メタルクラリネット
#10 茶カリナ

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#11
#12
アウロス・ソプラノリコーダー105A(E) バロック式「ベルカント」
アウロス・ソプラノリコーダー502B(G) ジャーマン式「シンフォニー」
#13 ドイツホーナー社のクロマチックハーモニカ、CX12
#14 庵(いおり)オカリナのソプラノC管
#15 セルマー・クラリネット10S
#16 エレキギターEpiphone SG Special(エピフォン・エスジー・スペシャル)
#17 アンデス25F
#18 ヨシツカオカリナ・A♭
#19 Zinオカリナ「ボタン付き」
#20 木製オカリナ
#21 工房“悠”ソプラノDオカリナ
#22 プラスチックのオカリナ
#23 アケタオカリナアルトG
#24 アケタオカリーナ、テノールF
#25 アケタ・ダブレット(オカリーナ)C管
#26 ルナ・ギター
#27 こんなに小さくても、トリプル
#28 Zinオカリナ
#29 ヨシツカC
#30 アケタ(プリマ楽器)B♭管オカリナ
最低音ソの出るオカリーナ

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#31
#32
2本のケーナ,エル・ヴィエントと大木岩夫さんのケーナ
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最低音ソの出るオカリーナ

田後90楽器博物館#30

久しぶりの楽器紹介、投稿です。

オカリーナという楽器は、音域が非常に狭く、楽譜の上では、五線紙の下第2線上のラの音から、第1線のファまでしか音が出ません。民謡や童謡唱歌などの多くは、この音域で収まる曲目もたくさんあるのですが、それにしても低いソや高いソが出てくる曲があると、音を上げたり下げたりして、調整することもあります。もっと広い音域の曲を演奏するときには、メロディの一部を音域に収まるように変えたり、曲の途中で別の音域を持つ楽器に持ち替えたりします。

最近よく見かけるダブル、トリプルといった複数管のオカリーナは、音域の異なる2つ、3つの楽器が一体となった楽器で、吹口が一箇所に2つ、3つ並んでいます。これなら、持ち替えなくても一つの楽器で広い音域が演奏できるわけです。

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今回紹介するのは複数管のオカリーナではなく、アケタ(プリマ楽器)のB♭管のオカリーナです。

以前、高いファは出なくてもいいけど、低いソが出る楽器が必要な場面があった。C管で低いソが出るように穴の数を増やした楽器(つまり高いファもそのまま出る)も作られているけれど、作るのが難しいためか、滅多に手に入らない。そこで、このアケタ(プリマ楽器)のB♭管のオカリーナを使ったことがあります。どういう楽器かというと、アルトCのオカリーナをそのまま1音下げた楽器ということになります。B♭用の楽譜を準備してもいいし、C管の楽譜を1音「上げて」演奏してもいいわけです。

ややこしい話はスルーしましょう(笑)。とにかく、この楽器のおかげで、曲の中に出てきた低いソの音が演奏できたわけです。

単純に吹奏楽でよく使われているトランペットやクラリネットと同じような感覚で演奏できる移調楽器と考えてもいいです。

見た目の大きさは、アルトC管と大差はありません。特徴的なのは、左端のとんがり帽子のような出っ張りです。なんでこんな不思議なおもしろいカタチなんでしょうね。

 



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ひとつめのアトリエ・ヨシツカ

田後90楽器博物館#29

このページを投稿してから日にちが経っていました。楽器博物館の29番目ということを追記しておきます。

1998年春、ぼくがオカリナを吹き初めてまだ間もないころ、たまたま東京の知人を通じてヨシツカさんの連絡先を知りました。

ヨシツカさんは、当時オカリナを作り始めたばかりだというのに、既に注文が多くて、待っている人がたくさんいるということでした。ぼくは、断られるかも知れないと、ダメ元で電話をしました。

鳥取からヨシツカさんに、何度か電話のやり取りをして、ぼくの声を聞いて「強い息をしておられますね。」という印象的なことばをいただきました。

ぼくは、当時強い息どころか、吹きすぎなくらい、音程が上がるのもわからず、がむしゃらにオカリナを吹いていた頃でした。

注文をしてから、長い期間待ちました。噂は本当でした。忘れた頃にヨシツカさんから電話をいただきました。「もうすぐできそうです。」それから、少し後に、この若草色のオカリーナが届きました。

その後にアルトC管、ソプラノF管×2、ソプラノG管×2、ソプラノC管、テナーF管、テナーG管、ソプラノA♭管、アルトD♭管。最初のこのアルトC管を含めて、11個のオカリナをヨシツカさんにつくっていただきました。この他に、テレマン楽器さんにあったバスC管を購入していますので、合計12個のヨシツカオカリナが手元にあります。

ぼく自身の出発点になったのは、この若草色のアルトC管でした。

もしも、このオカリナに出会っていなかったら、ぼくは今頃は何をやっているんだろうなぁ。

アトリエ・ヨシツカ アルトC管 オカリナ

アトリエ・ヨシツカ(リンク)

オカリーナ教室のご案内

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こんなに小さくても、トリプル

田後90楽器博物館#27

オカリーナというと、以前はシングル管が多かったのですが、最近はダブル管、トリプル管も増えてきました。

この「シングル」とか「ダブル」「トリプル」とか言うのは、オカリーナの吹口の数のことを言います。

シングルの場合は、吹口は1つ。ダブルは2つ、トリプルは3つあります。

吹口が3つの場合、ハーモニカのように、3つの吹口を吹き分けるわけです。それぞれの吹口が別々のオカリーナ。つまり、ひとつの楽器のように見えるけれども、3本の音域の違うオカリーナが3つ並んでいるように作られたオカリーナというわけです。

基本となる低音のオカリーナは、シングルと同じくらいの音域があって、2番めの音域と3番目の音域が少しずつ上に伸びているというような感じです。

なんでそんなややこしい楽器が作られたのかというと、やはり何といっても、オカリーナという楽器は音域が狭いわけです。音域の狭さが制約になって、吹ける曲が限られてしまう。1オクターブ半くらいの音域ですから、それ以上の音域がある曲になると、音域の広い部分を少し変えて吹くか、どこかで楽器を持ち替えて演奏することになります。

それをそのままで持ち替えないで演奏ができる、というのがダブル管、トリプル管のオカリーナの最大のメリットというわけです。

問題になるのは、指穴の数が増えることと、大きく重くなるということです。

指穴の数が増えると、指使いがそれだけ複雑になります。

大きく重くなると、長時間の演奏では、疲れてしまいます。

そこへいくと、この「センジュオカリナ」は、トリプル管でありながら、指穴はそんなに多くなく、とっても軽い楽器です。
センジュオカリナ、トリプルF管

この楽器は、トリプル管で有名なイカロス(波多野杜邦氏が創始者)を作っている北爪恒彦さんという方が作ったF管のトリプル管です。

なんと、普通のF管よりも小さく、しかも音色がとても澄んでいます。

値段が安いのも魅力です。

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アケタ・ダブレット(オカリーナ)C管

田後90楽器博物館#25
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プリマ楽器販売(アケタ)のダブレットC管(T-14C)を紹介します。

知人から譲り受けたもので、いつごろ作られたのものかは不明です。

きれいな楽器ですが、相当な年代物だと思われます。

楽器の左側手前に「Prima Aketa」の刻印があります。

現代の複数管と比べると、かなり重量があって、ぼくには吹きこなせません。

情報を検索すると最低音ソ(G)という記述を多く見かけるのですが、ラ(A)より低い音を出すことができません。何か裏技があるんでしょうか、それともソまで出る楽器が別にあったんでしょうか。

左手の人差し指のところに最低音用の穴が空いています。右手の人差指や、左手の中指にはスペースを作れなかったのだと思われます。

音質的にはシングル管と遜色なく、うまく吹きこなせば、その音域の広さを生かせるんだろうなと思います。

もし吹きこなせれば、トリプル管もいい楽器がたくさんあります。

プリマ楽器創業70周年記念アニバーサリーモデルのトリプルオカリナ

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アケタオカリーナ、テノールF

田後90楽器博物館#24

アケタオカリーナ(プリマ楽器)テナーT-10Fです。

当時、その独特のカタチからぼくは「おにぎりエフ」と呼んでいました。

どうしても低音のF管が必要なときがあって、音色は良かったので買ったのだけれど、なんだか持ちづらくて、どうにもバランスが良くない。

そう感じた人が他にもいたらしく、その後、このカタチはモデルチェンジで消えてしまいました。

大きな白いオカリーナはときどき「色紙代わり」「キャンバス代わり」になることがあって、このオカリーナにもある有名人のサインが入っています。

これまでオカリーナにサインをしていただいた方は、マルタさん、本谷美加子さん、井上あずみさんなど音楽に深い関わりがある方ばかりでしたが、実はこのオカリーナにサインをしていただいた方は、オカリーナにも、音楽にもまったく関係のない方でした。

オカリーナにマジックでのサインは薄くなりますね。

あれから、オカリーナにサインはしていただいていません。やっぱり、サインを書いてもらうのは、ノートや色紙ですね。しっかり残ります。

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アケタオカリーナ、アルトG

田後90楽器博物館#23

アケタオカリーナ(プリマ楽器)アルトT-9G
です。

1998年2月7日、20年前、37歳の時に鳥取市のヤマシタ楽器で購入した楽器です。写真は、当時のホームページから取ってきた画像です。

中学生の頃からクラリネットを吹いていたので、鳥取県内のあちらこちらの楽器店に出入りはしていました。

クラリネットのリードを買うとき以外に、楽譜や五線紙を買ったり、ギターの弦を買ったり、バスや汽車(鳥取には電車はない)の時間待ちだったり、暇つぶしだったり。

このオカリーナは、たまたまケースから出されていて、ガラス棚に飾られて置かれていました。その時入荷して取り出したところだったようでした。

当時ぼくにとって、オカリーナという楽器にはあまりなじみがなく、オカリーナというとなんとなく、握りこぶしくらいの大きさというイメージがありました。だからこの大きなオカリーナは、それまで見たことがなかったので、珍しく感じて、手にとって吹かせていただきました。

よく澄んだ大きな音がして驚きました。

すぐに欲しくなって「お金はあとでいい。」と言われ、持ち帰りました。これがぼくとオカリーナとの出会いです。

当時だいたいいつも持ち歩いていたので、後日アルトサックスのマルタさんに会う機会があり、この楽器には、イエ〜ッ!と書かれたサインが残っています(ずいぶん薄くなりましたが)。

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透明なプラスティックのオカリーナ

田後90楽器博物館#22

これは、おもちゃのオカリーナです。

正しい音程を出すのは難しく、一人でオカリーナを吹く体験とそのチープな音色を楽しむほかありません。

メリットもあります。落としても割れません。水洗いもできるし、色もいろいろあって、透明できれいだし、カラフルです。
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最近は、これ以外の樹脂製のオカリーナでも、音程がとり易いものもあります。NIGHTオカリナ by Noble

ある意味気楽な楽器ですが、正しい音程を出すのが難しいため、却って苦労します。

これは、どうやって作られるかというと、表裏それぞれの型に樹脂を流し込んで整形し、貼り合わせます。これはたぶん、固まり切る前に貼り合わせるため、貼り合わせの部分が大きくはみ出したカタチになったのでしょう。

安い材料で簡単に作られるため、1個千円もしません。

陶器製のオカリーナは、手作りでしっかりていねいに作られた楽器でも数千〜数万円程度で買うことが出来ます。

材料を選び、カタチを整え、音程を調整し、焼き上げ、仕上げ、最終的に調整する。オカリーナに限らず、楽器はひとつひとつ手間をかけて作られます。

日本製の楽器は特に優秀です。たくさんの工房があり、それぞれの作者の方が手間ひまかけて作っています。

ぼくはとても作れません。楽器との出会いはひとつひとつが、宝物です。

はじめよう! オカリナ~初心者のためのオカリナ入門~

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