田後90楽器博物館#22
これは、おもちゃのオカリーナです。
正しい音程を出すのは難しく、一人でオカリーナを吹く体験とそのチープな音色を楽しむほかありません。
メリットもあります。落としても割れません。水洗いもできるし、色もいろいろあって、透明できれいだし、カラフルです。
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最近は、これ以外の樹脂製のオカリーナでも、音程がとり易いものもあります。NIGHTオカリナ by Noble
ある意味気楽な楽器ですが、正しい音程を出すのが難しいため、却って苦労します。
これは、どうやって作られるかというと、表裏それぞれの型に樹脂を流し込んで整形し、貼り合わせます。これはたぶん、固まり切る前に貼り合わせるため、貼り合わせの部分が大きくはみ出したカタチになったのでしょう。
安い材料で簡単に作られるため、1個千円もしません。
陶器製のオカリーナは、手作りでしっかりていねいに作られた楽器でも数千〜数万円程度で買うことが出来ます。
材料を選び、カタチを整え、音程を調整し、焼き上げ、仕上げ、最終的に調整する。オカリーナに限らず、楽器はひとつひとつ手間をかけて作られます。
日本製の楽器は特に優秀です。たくさんの工房があり、それぞれの作者の方が手間ひまかけて作っています。
ぼくはとても作れません。楽器との出会いはひとつひとつが、宝物です。