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疑問形で考えているときは要注意だな。

ぼくは、もちろん自分のことを悪人だとは思ってはいないんだけど、それでも、心の中には結構黒い部分があるんだなと気が付いたのは、もう3年くらい前だと思う。

それは、欲望や妬み、怒り、蔑み、自己嫌悪の類だ。

それで、これまで、そうした自分を見つめることを繰り返してきたわけだけど、変われたかというと、そんなに変化はなかったと思う。

それが、なぜなんだろうと思って3年ほど経ったわけなんだけど、ふと最近になって気づいたことがある。ここまで、かなり時間がかかったもんだね。

「これはエゴだろうか。」とか「これは妬みだろうか。」などと、疑問形で考え始めたとき、実は潜在意識は、「うん。それはエゴだよ。」「妬みに決まってるじゃん。」って、言っていたってわけ。それを認められないから、哲学的に思考するふりをして「エゴじゃない」考え方、「妬みと思わない」考え方を探して、そのままの自分を認めていなかったということだった。

考えるべきは、どうしてエゴが出てきたのか。何を妬んでいるのかであって、そうじゃないと、エゴも妬みも昇華されないで、うやむやに残ってしまう。

潜在意識に善悪はない。感じたものがそのまま表れる。まず、そこを捉えることだ。そうしないで、別の考えに逃げることをしていたから、いつまでも変われなかっただけのことだった。

2020年は、そこから始めることになるようだ。

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