田後90楽器博物館#29
このページを投稿してから日にちが経っていました。楽器博物館の29番目ということを追記しておきます。
1998年春、ぼくがオカリナを吹き初めてまだ間もないころ、たまたま東京の知人を通じてヨシツカさんの連絡先を知りました。
ヨシツカさんは、当時オカリナを作り始めたばかりだというのに、既に注文が多くて、待っている人がたくさんいるということでした。ぼくは、断られるかも知れないと、ダメ元で電話をしました。
鳥取からヨシツカさんに、何度か電話のやり取りをして、ぼくの声を聞いて「強い息をしておられますね。」という印象的なことばをいただきました。
ぼくは、当時強い息どころか、吹きすぎなくらい、音程が上がるのもわからず、がむしゃらにオカリナを吹いていた頃でした。
注文をしてから、長い期間待ちました。噂は本当でした。忘れた頃にヨシツカさんから電話をいただきました。「もうすぐできそうです。」それから、少し後に、この若草色のオカリーナが届きました。
その後にアルトC管、ソプラノF管×2、ソプラノG管×2、ソプラノC管、テナーF管、テナーG管、ソプラノA♭管、アルトD♭管。最初のこのアルトC管を含めて、11個のオカリナをヨシツカさんにつくっていただきました。この他に、テレマン楽器さんにあったバスC管を購入していますので、合計12個のヨシツカオカリナが手元にあります。
ぼく自身の出発点になったのは、この若草色のアルトC管でした。
もしも、このオカリナに出会っていなかったら、ぼくは今頃は何をやっているんだろうなぁ。
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