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essay music

工房“悠”D管という選択

田後90楽器博物館#21

ソプラノD管のオカリナというのは、案外ポピュラーな存在なのかも知れない。

C管だと、どんな楽器でも高音はかすれると思う。

その「かすれ」が、また味にはなるんだけど、でも高音がもっと響いてほしいときもある。曲によってはそれがどうしても必要だったりする。

だから、ときにはC管より半音だけ音が高いD♭管も使うし、このD管も、F♯の音がどうしてもほしい場面があって、使ったことがあった。

そう思う人がやはりいて必要とされるのか、D管というのは、これまでもときどき見かけることがあった。
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最近はトリプル管を多く見かけるようになって、こうした楽器はむしろ減ってきたかも知れない。トリプル管なら、C管でもF♯どころか、もっと高い音がかすれずに出せる。

それでも、やはりぼくはシングル管の音色が好きだ。

この工房“悠”というのは、チューニング管のついた楽器も作っている。いろいろとオカリナの可能性を探っているメーカーだ。

このオカリナも大切に使っていこうと思う。

NIGHT by Noble ナイト オカリナ プラスチック製 AC グリーン ラバー仕上げ

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「工房“悠”D管という選択」への2件の返信

いつも色々な話題を楽しく読ませて頂いています。

最近、たくさんの楽器(オカリナ)がアップされていて、「こんなのもあるんだぁ」とワクワクします。
どれも色や形がきれいで見ていて楽しく思います。
特に、ボタン付きのオカリナはかわいいですね。あと、木のオカリナもあたたかい音が出そうな感じです。

また、演奏をアップしてくださいね。自分には出来ないから、聞いてみたいです。

李さん、いつもありがとうございます。
楽器紹介は、今後音も含めて紹介しようと思っていますが、なかなか機会がありません。そのうち実現できるんじゃないかと思います。
今は、見るだけでもたまに発見になればなぁと思います。

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