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感覚の浸潤力

オカリーナ四重奏サンクトゥス

 丸い形を見て「丸い。」と思う。これはごく当たり前の感覚で、直感的な一次元的な感覚だ。

 そして、同じ丸でも「大きさ」「歪み」「色」、「質感」など、その丸が持っている特徴を捉えることができる。これは頭の中で写し絵をするように、見えているものの特徴をつかんで、イメージとして描く、二次元的な感覚だ。

 人々が多面的にものごとを捉えるというとき、この二次元的な感覚を積み重ねてゆくことを意味することが多い。頭の中では、たくさんの写し絵のカタログを集めて、その写し絵にさまざまな情報を書き加えていく。とても高度で熟練を必要とする人間ならではのものの捉え方と言えるだろう。知的、あるいは論理的と言われる方法だ。

 それでは人間以外の動物はどうだろうか。彼らは、ものごとを知識として捉える能力が乏しいのだと言われることがある。本当にそうだろうか。もしそうだとしたら、彼らはなぜ過酷な自然を生きられるのだろうか。人間は、彼らから学ぶことができる。知識や行動ではなく、感覚を研ぎ澄ませ、まず心で受け止めることが大事なのだと。感覚が瞬時に心に行き渡ることを「感覚の浸潤力」と呼んでみた。感覚を心で受け止め、大事にすること。その受け止めたものを心に行き渡らせることが必要なのだ。

 そうやって、心から感じたことこそが、行動に生かせるのだと思う。

 写真は、2017年1月23日月曜日、今朝の鳥取市内の風景。大雪でした。次の予定まで動けないので、コンビニの駐車場で次の時間までと思い、文章を書きました。そう言っている間にも真っ白になり、駐車場の出口に立ち往生したトラックが・・・。

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平熱の体温を計る

>【日本正規代理店品】Jawbone UP3 ワイヤレス活動量計リストバンド 睡眠計 心拍計 ティール クロス JL04-6262ACH-JP

価格:10,400円
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 「なんとなく寝不足だなぁ。」と思いつつ、夜中の1時、2時までだらだらと起きていて、それが普通という感覚だった。今でもそうだけど、目覚ましがなくても毎朝同じような時間に起きられた。でも、やっぱりいつも睡眠不足は解消されなくて、午後、夕方時間があくと、昼寝をしてしまう。こんなことなら、ちゃんと睡眠をとりたいと思い、自分の睡眠の状態を見ることができるJawbone UP3に興味を持った。UP3というのは、アクティビティトラッカー、日本語でいうと「活動量計」のひとつだ。UP3発売当初、発売延期があったり、いろいろなトラブルがあったために大きな有名サイトで酷評され、評判を落としてしまったが、製品そのものはその後もいくつかの改良を加え、アプリも新しくなって良くなっている。REM睡眠や深い睡眠の状態を毎日詳しく見ることができるというのは、しばらく前では考えられないことだった。

 睡眠の状態が詳しく見えるようになると、今朝はREM睡眠が少ないから、今夜は頭を休めようとか、時間が足りなかったので、早く寝ようとか、しっかり睡眠を取るようになるし、一定の時間に眠りにつくようになる。それからUP3の特長は、微弱電気により心拍数を計測できること。これも自分の体の状態を知るうえで欠かせない。歩数ももちろん計測できる。

 ある時、平熱の体温を自分が知らないことに気が付いた。これまで自分の体温を計るというと、風邪をひいたときか、病院で検査をするときくらいだった。病院そのものにはここ何年も行っていない。そこで、体温計を購入し、記録することにした。UP3のアプリには、体温を記録する項目がなかったので、iPhoneの「ヘルスケア」で記録をとることにした。体温計っていうと、もう水銀を使った体温計はなくて、電子式で、早く計れる機能のついたものがほとんどだ。体温計も電気屋で買う時代なんですね。ぼくは、いろいろ機能のついたものではなく、しっかり時間をかけて計れるシンプルなものを購入した。これが一番安いし、長持ちする。

オムロン 電子体温計 「けんおんくん」【わき・口内両用】 MC-170[MC170]

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音楽教室の本棚

オカリーナ三重奏「埴生の宿」

 これは、パソコンデスクの下にある棚、足元の空間です。ここには、本棚に収まりにくい背の高い本を並べています。本と本に挟まれてぎゅうっとサンドイッチになっているのは、コンパクトサイズのシュレッダーです。楽譜集など、音楽関係の本って、A4か、A4より一回り大きいサイズのものが案外多いんですね。それで、結果的にこの空間には音楽関係の本が集まってしまったというわけです。もちろん、これは一部です。

 テレビで学者さんや作家さん、あるいは政治家とかがインタビューを受けている背景に、図書館か?っていうくらい、背の高い大きな本棚にびっしりと難しそうな本が並んでいる、という風景を見たことを、ふと思い出しました。他の人の場合には、漫画のシリーズ本が順番に並んでいたり、本棚に入り切らない本が、ランダムに積み上げられている風景があったりと、本棚やその周辺を見ると、その人の日常の景色が見えるような気がします。

 私は、以前は文庫本などよく買って読んでいましたが、今は文芸書はほとんど買いません。繰り返し読む本以外は無駄に思えるからです。1回読むだけなら、図書館で借りるか、今はkindleでも、タブレットでも読めます。パソコン関係の専門書も最近はほとんど買わなくなりました。最新本の内容が半年後には古くなってしまいます。2〜3,000円払って買った本を束にして処分するのは、もう、もったいないですね。