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こうげの賀茂神社

 数日前に、郡家(こうげ)の白兎神社のことを書いたところだったが、その翌日も郡家で仕事があった。その折に、白兎神社の近くにある賀茂神社に行ってみた。白兎神社ともゆかりのある神社らしかった。

 国道29号線から八頭町中央公民館の看板を入ると、道路をまたぐ大きな鳥居がある。参道はここが始まりではなく、国道をはさんで反対側の白兎神社の近くに参道の入口はあったようだ。

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 公民館の駐車場の脇を通り、民家の間の細い路地を抜けていくと、蓮池があり、その先の一段高くなった森の中に神社があった。

郡家の賀茂神社、本殿の入口。国道沿いの賑やかさがウソのような鎮守の森といった佇まいだ。意外と民家は近い。

 ここまで度々神社仏閣のことを書くと、神社仏閣巡りが趣味のように思われるかもしれない。もちろん、嫌いではない。ただ、何となくここ最近は「縁」を感じている。それほど詳しくはないし、極めようとか、全部の神社仏閣を訪れようとか、そういうことは考えていない。

 こうした身近な神社を訪れて、感じることは、クルマで一気に100キロ、200キロ移動する現代よりも、かつての時代の方が、スケール感が大きいと感じることだ。現代のように曖昧な情報を大量に垂れ流すのではなく、伝聞や憶測によらず、確実な情報を鋭いアンテナでつかみ取っていたのだなと思う。人間は昨日食べたものすら覚えていない。それはどの時代でも同じであり、何を重要と考えるかで記憶の確かさが変わると思う。いかに神を重んじ、大切なものだけをしっかりと捉えていたか、なのだと思う。

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