ふとぼくは、雪の多かった過去の山陰の冬の情景を思い出していた。
思い出すまでもなく、まったく雪のない冬はなかったと思う。
「かまくら」ができるほど、というのもまた珍しかったが、こどもが雪だるまを作ったり、雪合戦ができるくらいには、いつも雪が降っていた。
既に節分を迎えるようになって、短いつららや、水たまりに氷が張るのも見ていない。
日常の景色を見ていると、夏はとても暑いし、地球温暖化というのは、否めない事実だと思うのだが、むしろ地球は氷河期に向かっているという学者、識者もいる。
正直なところ、何が真実か、わからない。
ぼくも環境問題には興味があるが、社会全体を見ると、視点や思想の振れ幅が大きいことに違和感を感じる。
グレタさんが何か言うと、わーっと流れ、トランプさんが何か言うと、また流れる。
日本の政治情勢や、最近の新型コロナウイルス報道を見ても、反応は浅く、極端に振れる。
風邪やインフルエンザでも死亡するケースはある。
WHOは「中国はよくやっている。必要以上に騒がないでくれ。それよりも一致団結して対処しよう。」と言った。
WHOが望む方向に向かっていることを願いたい。
それよりも、これを機会に、国の枠組みそのものが変わりつつあるような気がする。はっきりとそれが何かはわからないけど。