時間がないので、あれがないので、こうしたので、こう思っていたのでなどとポンポン言い訳が出てきます。
誰かの批判ではなくて、自分のことです。以前は、言い訳をしている自覚はなかったんですね。単なる事実だと思っていますから。
最近は、あとで気がつくようになりました。あとで、ですから状況はあまり変わってはいないんですが、自分を認められるということで見える世界は変わってきたように思います。
たとえば、すぐにダメだとか、あせったりとか、感情に結びついて流されるようなところはおおいにありました。
今は、ひとつひとつが体験なんだなと思っています。男に生まれなければ男の体験はできません。59年生きなければ、59歳の体験ができません。
死ぬまでが体験だとしたら、いい悪いとかではなく、唯一無二の存在として、唯一無二の世界をすべて味わうだけです。