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時間とは

物質世界の周波数を量れるようにしたもの。一人ひとりの時間は、それぞれの周波数で決まる。

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どっちがどっちという話ではないけど。

人から見て技術的に優れているように見える人って、テクニックを突き詰めようとする人と、テクニックの向こう側を常に見ている人に分かれる気がする。

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デジタル脳、イメージ脳

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パソコンやオカリーナのレッスンを通して、最近とくに感じることがあります。

「こうしたら、こうする。」
「A=B」
「あれをして、これをして。」

こんな風に、論理的にひとつひとつ考える働きをするのは、脳の働きで言えば「左脳」だと思うのですが、こういう思考から外れない人が増えているように感じます。

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よく「左脳派」か「右脳派」かみたいなことが書かれていることがありますが、圧倒的に「左脳派」の方のほうが多いように思います。

論理的思考というのは、ひとつひとつのことをその都度判断することが得意なので、左脳を「デジタル脳」と呼ぶことがあるようです。

日本じゅうの学校の学習では、どこでも論理的思考から答えを出すというようなことを繰り返しやるわけです。優秀なデジタル脳の人の方が学校の成績がいいわけです。

そして、そういう方は社会に出てからも、デジタル脳を働かせて、どんな仕事でもそつなくこなして、信頼されて多くの人から認められるんだろうと思います。

また、そのような人になりなさいと、親からも先生や先輩からも教えられて、成長していくのだと思います。

デジタル脳は論理的思考が優れているわけですから、人間らしいと言えるでしょう。これに記憶力が加われば「天才」「秀才」と言われ、実行力と運があれば、「実力者」として社会に貢献することもあるでしょう。

いっぽうの右脳の働きは、感覚的で、イメージをとらえる働きをします。もちろん、人はそんなふうに論理的思考、感覚的思考をスイッチのように切り替えて考えているのではなく、両方のバランスでものごとを見ているわけです。

ただ、優秀なデジタル脳を持っている人は、本来イメージ的に瞬間的にとらえられることでも、論理的思考で時間をかけて考える癖がついています。「イメージ脳」である右脳のはたらきを無意識に抑えているわけです。

パソコンでも音楽でも、同じようにデジタル脳で考えるわけです。ひとつひとつ、時間をかけて習得していきます。何冊もあるマニュアルや、分厚いテキストをものともしません。

白状すると、私もそういうことが得意でした。気がついたら、たくさんの本を処分したにもかかわらず、書棚が3つも4つも本で埋まっています。

私にも、最近になってようやく、デジタル脳にも欠点があることがわかってきました。

論理的思考というのは、ひとつのことに集中して、答えを出す思考です。いろんなことを同時にやっているように見える場合でも、一時的にいくつかを記憶にとどめておいて、他のことをやっているに過ぎません。

「記憶」というのは、変わりやすいものです。勘違いや思い込みもします。記憶が起こす間違いを防ぐはたらきをするのがストックされた「知識」です。

デジタル脳は、さまざまな場面で、豊富な知識で乗り切ろうとします。知識が足りないと思えば、学ぼうとします。その結果「何か違う」という右脳が伝えるサインを受け取れなくなります。デジタル脳はそっくりに作られたニセモノを見抜くことができません。

デジタル脳は知識がなければ、細かなディテールを見ることができません。未知のものは無意識に見ないふりができます。ディテールを作るのは、あくまで本質ではなく、知識だからです。

本来イメージ脳が同じように働けば、本質を見抜き、細かなディテールを見て、核心をついた判断ができるはずです。

今日はここまでにしておきます。ここに書いたことは、私にとっての備忘録のようなものです。これがまた新しいひらめきにつながったときに、続きを書きます。

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