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呼吸が大事

心臓の役割は、体じゅうに必要な血液を隅々まで届け、生命体を維持するための「循環ポンプ」です。

脳の役割は、集中制御盤、いわゆる「司令塔」です。これも同じく生命維持に関わる機能です。

人は、呼吸することによって生きています。このことを否定する人はいないでしょう。

でも、人は、呼吸は二の次だろうと考えています。

こういう順番です。心臓が止まる。脳の機能が停止する。結果、呼吸が止まる。これが人の死だと受け止められています。

おおよそこれが、重要な順番だと決めつけているのです。

私は、考え方の根本が違います。

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私は「人は、無意識下の深層で、存在するすべての生命とつながっている。」と考えます。もちろん、このことを今の科学で証明する方法はないでしょう。

私は、そこに「氣」があると考えます。すべての生命が「氣」でつながり、宇宙の中で「氣」が循環しているのだと考えています。

ユングは「集合的無意識」と言っていたそうです。私の考えがユングと同じかどうかはわかりません。ただ、一般的に人々の考えでは、人は一人ひとりでまったく独立した生命体だと考えていると思います。遺伝子や設計書となるDNAによって、生命のカタチが作られるのだと考えています。でも、本当にそうでしょうか。

私は「氣」を通じて、私自身が宇宙を感じているように思います。そして、呼吸を通じて「氣」が循環しているように感じています。

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12次元の宇宙

2018年3月25日(日)、春になって、あちこちでいろんなイベントが行われた日、ハワイアロハホールであった、珍しいクリスタルボウル2セットとハングドラム+シンセサイザーによる演奏会を聞いてきました。

ハワイアロハホールのある湯梨浜町のホームページ

クリスタルボウルというのは、ガラス製の大きな鉢のような楽器です。すりこ木みたいなバチで叩くと、お寺の鐘のような音がします。そして、そのフチをそのバチで撫でるようにすると、透明感のある、ふわ~っとした心地いい高い音が響きます。

ハングドラムというのは、見た目はUFOみたいな円盤形をしていて、手で叩いて音を出す楽器です。

シンセサイザーの他に、音叉によるヒーリング、オカモトさんの講演もありました。

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講演の終盤で、クリスタルボウルと谷口尚美さんの声のコラボが聞けたのはラッキーでした。どちらもが即興でしたが、響きが美しく、見事なハーモニーが生まれていました。

世界は理論上は12次元まであるそうです。そして、今4次元と言われている世界が複数存在し、5次元が証明されつつあるらしい。「ユニバース(単一の宇宙)」から「マルチバース(複数の宇宙)」へ。アニメや小説と次元の関わりなど、興味深い話でした。

宇宙が複数存在するというのは、なんとなく、意識では感じています。現代の科学で解明されているのは、すべての出来事のごく一部だということはわかります。要は、そのままを見ることが大切だと理解しています。

人は記憶に頼って生きています。記憶があいまいになると、とたんに理解力が低下することが知られています。感性を磨くことで、記憶だけに頼らないで、右脳を活かして判断をすることが可能になるのではないかと、おぼろげに感じています。

A8.net

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こんなに小さくても、トリプル

田後90楽器博物館#27

オカリーナというと、以前はシングル管が多かったのですが、最近はダブル管、トリプル管も増えてきました。

この「シングル」とか「ダブル」「トリプル」とか言うのは、オカリーナの吹口の数のことを言います。

シングルの場合は、吹口は1つ。ダブルは2つ、トリプルは3つあります。

吹口が3つの場合、ハーモニカのように、3つの吹口を吹き分けるわけです。それぞれの吹口が別々のオカリーナ。つまり、ひとつの楽器のように見えるけれども、3本の音域の違うオカリーナが3つ並んでいるように作られたオカリーナというわけです。

基本となる低音のオカリーナは、シングルと同じくらいの音域があって、2番めの音域と3番目の音域が少しずつ上に伸びているというような感じです。

なんでそんなややこしい楽器が作られたのかというと、やはり何といっても、オカリーナという楽器は音域が狭いわけです。音域の狭さが制約になって、吹ける曲が限られてしまう。1オクターブ半くらいの音域ですから、それ以上の音域がある曲になると、音域の広い部分を少し変えて吹くか、どこかで楽器を持ち替えて演奏することになります。

それをそのままで持ち替えないで演奏ができる、というのがダブル管、トリプル管のオカリーナの最大のメリットというわけです。

問題になるのは、指穴の数が増えることと、大きく重くなるということです。

指穴の数が増えると、指使いがそれだけ複雑になります。

大きく重くなると、長時間の演奏では、疲れてしまいます。

そこへいくと、この「センジュオカリナ」は、トリプル管でありながら、指穴はそんなに多くなく、とっても軽い楽器です。
センジュオカリナ、トリプルF管

この楽器は、トリプル管で有名なイカロス(波多野杜邦氏が創始者)を作っている北爪恒彦さんという方が作ったF管のトリプル管です。

なんと、普通のF管よりも小さく、しかも音色がとても澄んでいます。

値段が安いのも魅力です。

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ルナ・ギター

田後90楽器博物館#26

デザインの優れたギターで、とても人気のあるルナ・ギター
Safari Muse Mahogany
です。

2016年の年末に子ども向けのギターレッスン用にスモール・サイズのギターを探していて、結局自分で練習用に使っているギターです。

レギュラー・サイズのギターと比べて、約4分の3のサイズ(トラベラー)で、弦長は57センチ。2〜3フレットを押さえたくらいの長さになります。なので、通常のチューニングでもいいし、1音から1音半高くチューニングしてもいい。

フレットマークが月の満ち欠けになっているところも気に入っています。

メインで使っているタカミネの1998年リミテッド・モデルも月、星、太陽がテーマデザインになっています。

表板の濃い色は、高級家具などにも使われているマホガニー材の色です。

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アケタ・ダブレット(オカリーナ)C管

田後90楽器博物館#25
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プリマ楽器販売(アケタ)のダブレットC管(T-14C)を紹介します。

知人から譲り受けたもので、いつごろ作られたのものかは不明です。

きれいな楽器ですが、相当な年代物だと思われます。

楽器の左側手前に「Prima Aketa」の刻印があります。

現代の複数管と比べると、かなり重量があって、ぼくには吹きこなせません。

情報を検索すると最低音ソ(G)という記述を多く見かけるのですが、ラ(A)より低い音を出すことができません。何か裏技があるんでしょうか、それともソまで出る楽器が別にあったんでしょうか。

左手の人差し指のところに最低音用の穴が空いています。右手の人差指や、左手の中指にはスペースを作れなかったのだと思われます。

音質的にはシングル管と遜色なく、うまく吹きこなせば、その音域の広さを生かせるんだろうなと思います。

もし吹きこなせれば、トリプル管もいい楽器がたくさんあります。

プリマ楽器創業70周年記念アニバーサリーモデルのトリプルオカリナ

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アケタオカリーナ、テノールF

田後90楽器博物館#24

アケタオカリーナ(プリマ楽器)テナーT-10Fです。

当時、その独特のカタチからぼくは「おにぎりエフ」と呼んでいました。

どうしても低音のF管が必要なときがあって、音色は良かったので買ったのだけれど、なんだか持ちづらくて、どうにもバランスが良くない。

そう感じた人が他にもいたらしく、その後、このカタチはモデルチェンジで消えてしまいました。

大きな白いオカリーナはときどき「色紙代わり」「キャンバス代わり」になることがあって、このオカリーナにもある有名人のサインが入っています。

これまでオカリーナにサインをしていただいた方は、マルタさん、本谷美加子さん、井上あずみさんなど音楽に深い関わりがある方ばかりでしたが、実はこのオカリーナにサインをしていただいた方は、オカリーナにも、音楽にもまったく関係のない方でした。

オカリーナにマジックでのサインは薄くなりますね。

あれから、オカリーナにサインはしていただいていません。やっぱり、サインを書いてもらうのは、ノートや色紙ですね。しっかり残ります。

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アケタオカリーナ、アルトG

田後90楽器博物館#23

アケタオカリーナ(プリマ楽器)アルトT-9G
です。

1998年2月7日、20年前、37歳の時に鳥取市のヤマシタ楽器で購入した楽器です。写真は、当時のホームページから取ってきた画像です。

中学生の頃からクラリネットを吹いていたので、鳥取県内のあちらこちらの楽器店に出入りはしていました。

クラリネットのリードを買うとき以外に、楽譜や五線紙を買ったり、ギターの弦を買ったり、バスや汽車(鳥取には電車はない)の時間待ちだったり、暇つぶしだったり。

このオカリーナは、たまたまケースから出されていて、ガラス棚に飾られて置かれていました。その時入荷して取り出したところだったようでした。

当時ぼくにとって、オカリーナという楽器にはあまりなじみがなく、オカリーナというとなんとなく、握りこぶしくらいの大きさというイメージがありました。だからこの大きなオカリーナは、それまで見たことがなかったので、珍しく感じて、手にとって吹かせていただきました。

よく澄んだ大きな音がして驚きました。

すぐに欲しくなって「お金はあとでいい。」と言われ、持ち帰りました。これがぼくとオカリーナとの出会いです。

当時だいたいいつも持ち歩いていたので、後日アルトサックスのマルタさんに会う機会があり、この楽器には、イエ〜ッ!と書かれたサインが残っています(ずいぶん薄くなりましたが)。

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透明なプラスティックのオカリーナ

田後90楽器博物館#22

これは、おもちゃのオカリーナです。

正しい音程を出すのは難しく、一人でオカリーナを吹く体験とそのチープな音色を楽しむほかありません。

メリットもあります。落としても割れません。水洗いもできるし、色もいろいろあって、透明できれいだし、カラフルです。
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最近は、これ以外の樹脂製のオカリーナでも、音程がとり易いものもあります。NIGHTオカリナ by Noble

ある意味気楽な楽器ですが、正しい音程を出すのが難しいため、却って苦労します。

これは、どうやって作られるかというと、表裏それぞれの型に樹脂を流し込んで整形し、貼り合わせます。これはたぶん、固まり切る前に貼り合わせるため、貼り合わせの部分が大きくはみ出したカタチになったのでしょう。

安い材料で簡単に作られるため、1個千円もしません。

陶器製のオカリーナは、手作りでしっかりていねいに作られた楽器でも数千〜数万円程度で買うことが出来ます。

材料を選び、カタチを整え、音程を調整し、焼き上げ、仕上げ、最終的に調整する。オカリーナに限らず、楽器はひとつひとつ手間をかけて作られます。

日本製の楽器は特に優秀です。たくさんの工房があり、それぞれの作者の方が手間ひまかけて作っています。

ぼくはとても作れません。楽器との出会いはひとつひとつが、宝物です。

はじめよう! オカリナ~初心者のためのオカリナ入門~

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工房“悠”D管という選択

田後90楽器博物館#21

ソプラノD管のオカリナというのは、案外ポピュラーな存在なのかも知れない。

C管だと、どんな楽器でも高音はかすれると思う。

その「かすれ」が、また味にはなるんだけど、でも高音がもっと響いてほしいときもある。曲によってはそれがどうしても必要だったりする。

だから、ときにはC管より半音だけ音が高いD♭管も使うし、このD管も、F♯の音がどうしてもほしい場面があって、使ったことがあった。

そう思う人がやはりいて必要とされるのか、D管というのは、これまでもときどき見かけることがあった。
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最近はトリプル管を多く見かけるようになって、こうした楽器はむしろ減ってきたかも知れない。トリプル管なら、C管でもF♯どころか、もっと高い音がかすれずに出せる。

それでも、やはりぼくはシングル管の音色が好きだ。

この工房“悠”というのは、チューニング管のついた楽器も作っている。いろいろとオカリナの可能性を探っているメーカーだ。

このオカリナも大切に使っていこうと思う。

NIGHT by Noble ナイト オカリナ プラスチック製 AC グリーン ラバー仕上げ

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オカリーナ合同練習会(交流会)

2018年3月10日(土)午後から、とりぎん文化会館(鳥取県民文化会館)の第4練習室にて、鳥取県東部地区の5つのグループが集まり、初のオカリーナの合同練習会が開催されました。

世話役をしてくれたのは、鳥取市内で練習をしているオカリーナグループの「グリーンパラソル」の皆さんでした。

「グリーンパラソル」というのは、絵本の「ちびくろ・さんぼ」がさしている「緑の傘」からイメージされたということは前にも聞いたことがあります。

その絶版になった岩波書店の本と、その後復刻された瑞雲社の本を見せていただき、説明してくれました。

ちびくろ・さんぼ(絵本)・・・Amazon.comのサイトへのリンクです。

あまりきっちりしてなくて、ゆるーく、ワイワイガヤガヤというのが良かったですね。

ぼくはギターで伴奏をしたり、一緒に吹いたりと、気がついたら1枚も写真を撮っていなくて、その点はちょっともったいなかったかな。その分、参加された皆さんの心にはしっかり残っているだろうと思います。

皆さんにはおなじみのボーカルの谷口尚美さんが「酷評です。」と言いながら、前半と後半に分けてそれぞれコメントをしてくれて、笑いあり、ふむふむと納得したりと、絶妙なトークで盛り上げてくれました。

人前で演奏する、ほんのちょっとの緊張感もそれぞれにちょうどいい刺激になったと思います。

グリーンパラソルの皆さん、ありがとう!

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