呼吸と「氣」を考える

昨年、2017年の秋ごろから「呼吸」ということをよく考えるようになった。

私が受け持つ県内15グループくらいあるオカリーナのグループを見ていて、それぞれに特徴があって響きが違う。個々の響きとともにグループ特有の響きもある。これはなんだろうかと考えたのがきっかけだった。

そうして見ていると、響きがあまり感じられないグループでは、一人ひとりの「呼吸が浅い」ということに気がついた。

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「呼吸が浅い」グループは、ぼくが話をしていると、穏やかな表情でじいっと聞いている。そういう意味ではおしゃべりが少ない上に熱心なのだが、最初のひと声、一音がなかなか出ない。だんだん調子は良くなるが、時間とともにまた呼吸が浅くなる。

そして、この呼吸というのは、グループ内で無意識に同調する。そのグループの「平均的な呼吸」に一人ひとりが近づいてくる。その結果、そのグループ特有の「雰囲気」が出来上がる。

呼吸というのは、心臓や脳とともに生命活動の中心にある。呼吸は、自発呼吸とともに、ある程度は自分でコントロールもできる。心臓の速さを変えることはできないが、呼吸の深さや回数は変えられる。

人は睡眠時、全身をゆるめてからだを横にした状態では、血液中の酸素濃度に応じて横隔膜が伸縮することで自発呼吸をしている。無意識に浅い腹式呼吸をしている状態になる。寝ている人を横から見ると誰もがおなかがふくらんだり、しぼんだりする様子を見ることができる。

呼吸は姿勢によっても変わる。目が覚めて、起き上がると、からだが運動を始めるとともに、胸膜をふくらませたりしぼめたりして、肋骨を動かして呼吸する。運動量に応じてじゅうぶんな呼吸を必要とするためで、この状態を胸式呼吸と呼んでいるが、極端に肩が上がり下がりするほどではない。

呼吸が浅い人は、このとき、あまり横隔膜が動かない。

オカリーナは椅子に座って演奏することも多いが、姿勢と呼吸についてはまた別の機会に書こうと思う。

私はこの半年、ふだんは鼻で呼吸をすること、ゆっくり深い呼吸を意識すること、息を吸う時はおへそのしたあたりを意識して、全身に「氣」が行き渡ることをイメージすること、などを考えるようになった。

オカリーナのグループの中でも、こんな指導をしている。

「家でお風呂に入るとき、体をお湯につかって、両手で胸とおへその下あたりに手のひらを当てて、鼻から湯気を吸うように5つくらい数えてゆっくり息を吸って、10から20くらい数えながらゆっくり息を吐く。息を吐くときは鼻でも口でもどちらでもかまわない。これを5〜6回繰り返すと、体がより温まります。自然な深い腹式呼吸が身につくと思います。」

もちろん、自分でも実践をしていることだ。お風呂は全身の力がゆるんでいるし、水圧があるので、深い腹式呼吸がやりやすい。

そして、最近は、オカリーナ教室だけじゃなくて、多くの日本人の呼吸がだんだん浅くなっているんじゃないかと思い始めている。もともと日本人は「氣」を生活に取り入れて暮らしていたんじゃないか。そのため、体格が小さく、質素な食生活でも生きてきたんじゃないだろうか。

飛躍しすぎだろうと言われるかもしれない。呼吸と「氣」のことについては、もう少し考えてみたいと思っているところです。

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