空洞人間

 もちろん肉体という物質として見たときには、空洞人間なんてものは存在しない。本当に薄っぺらの着ぐるみみたいなものが街を歩いているって考えたら、なんだか気持ち悪い。

 でもさ。自分に問うてみる。これまでの自分は、ぐるぐるぐるぐる考えて、見せる自分を作ってきたんだ。自分じゃダサいって思ってても、人がカッコイイって言ってくれればいいわけさ。そして、もっといい人、もっとできる人になろうとしてた。そう評価されるように。今よりもっと、人よりもっと。

 でもいろいろあって、それって中身あるんかなって気が付いた。肉体も人に見える自分も、途中経過や結果がそこにあるだけなんじゃないか。そこに中身が無かったら、空洞人間、一丁出来上がり、だよね。

 まず見えてきた自分が気持ち悪かった。自分の中に黒い塊みたいなのもあって。そいつも一緒になって、人から見えるものを作ってた。ガンバルってそういうことだったのだ。めちゃめちゃシンドかったけど、そうするもんだって考えてた。人も、そうしてる。それこそが努力なんだと。社会がより良い人間であることを求めていると思い、それに従って生きてきた。

 もういい。自分に従って生きようと思う。ここにいる自分は、まだ気持ち悪い空洞人間かも知れないけど、結果に幻想を見るのはやめにする。

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「空洞人間」への2件のフィードバック

  1. あなたのコメントが、今の自分に重なります。

    まだあなたのように
    考えられるには至っていませんが。

    日々 気持ちはサーファーです。サーフィンをしたことはないですが。

    1. サムさん、ありがとうございます。
      そういう自分に気づくだけでも、すごいもうけもんかも知れませんね。
      そう思います。

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