感覚の浸潤力

オカリーナ四重奏サンクトゥス

 丸い形を見て「丸い。」と思う。これはごく当たり前の感覚で、直感的な一次元的な感覚だ。

 そして、同じ丸でも「大きさ」「歪み」「色」、「質感」など、その丸が持っている特徴を捉えることができる。これは頭の中で写し絵をするように、見えているものの特徴をつかんで、イメージとして描く、二次元的な感覚だ。

 人々が多面的にものごとを捉えるというとき、この二次元的な感覚を積み重ねてゆくことを意味することが多い。頭の中では、たくさんの写し絵のカタログを集めて、その写し絵にさまざまな情報を書き加えていく。とても高度で熟練を必要とする人間ならではのものの捉え方と言えるだろう。知的、あるいは論理的と言われる方法だ。

 それでは人間以外の動物はどうだろうか。彼らは、ものごとを知識として捉える能力が乏しいのだと言われることがある。本当にそうだろうか。もしそうだとしたら、彼らはなぜ過酷な自然を生きられるのだろうか。人間は、彼らから学ぶことができる。知識や行動ではなく、感覚を研ぎ澄ませ、まず心で受け止めることが大事なのだと。感覚が瞬時に心に行き渡ることを「感覚の浸潤力」と呼んでみた。感覚を心で受け止め、大事にすること。その受け止めたものを心に行き渡らせることが必要なのだ。

 そうやって、心から感じたことこそが、行動に生かせるのだと思う。

 写真は、2017年1月23日月曜日、今朝の鳥取市内の風景。大雪でした。次の予定まで動けないので、コンビニの駐車場で次の時間までと思い、文章を書きました。そう言っている間にも真っ白になり、駐車場の出口に立ち往生したトラックが・・・。

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