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essay music

あらきまたえもん

 荒木又右衛門をひらかなで書いてみた。

 なんか、かわいらしい。

 ぽんかん。に丸が付いているのと同じような感じだ。

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 もちろん、荒木又右衛門と言えば、伊賀の鍵屋の辻の決闘で有名な剣豪であり、終焉の地である鳥取市玄忠寺にお墓がある。

 鳥取市内には、荒木又右衛門を祀った神社もあり、若桜橋の近くに黒住教鳥取大教会所の境内に小さな鳥居と祠がある。2017年8月26日土曜日、毎年この時期にやっているという奉納と夏祭りに招かれてぽんかん。で演奏した。

 夕方5時半、神聖な儀式から始まる。在りし日の剣豪を忍ぶとともに、平和への祈りの時間だ。その後、剣道場で使いこまれた、竹刀、木刀を燃やす供養の儀式に移る。近くの道場の子どもたちの剣道の型、なぎなた、金属の刀身を持つ本物の刀を使った有段者の大人の演武、詩吟に合わせた演武など、剣豪を祀る神社にふさわしい出しものばかりだ。

 予定より少し遅れて6時25分くらいから演奏を開始した。

 荒木又右衛門は、池田公に招かれて鳥取に来た。妻子を呼び寄せるが、妻子が到着する前にこの地で死んでしまう。この史実に合わせ、音楽の奉納という意味で、伊福部昭作曲の大伴坂上郎女「わがせこが」を1曲目に歌とオカリーナで演奏した。

 続く曲目はいろいろだったが、珍しく乱れたり、ミスをしたりした曲もあった。それでも、その乱れやミスを含めても、いい演奏だったと思う。会場一体となった充実感があった。実際に声をかけていただいたが、多くの方に喜んでいただいたと思う。

 ちょうど7時くらいに演奏が終わり、司会進行の女性が「見てください。きれいな夕日です。」と言っていた。赤いピンクの空だった。宮司の弟だという男性に「シルクロード」のテーマをリクエストいただいて、演奏できなかったことを記憶にとどめておこうと思う。

 リハーサルのときに不思議なうなり声を空の上に聞いたことも忘れない。

 神は信じようが信じまいが、確かに姿を見せることがある。今年は特に神社に縁があると感じている。

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